デビットカード

デビットカード
デビットカード

デビットカードサービスとは、今持っている金融機関のキャッシュカードで、お買い物やお食事代を、そのままお支払いに利用できるようにした新しい決済サービスのことです。
お支払いの際にキャッシュカードを提示し、端末に暗証番号を入力すると、ご利用代金がお客様の金融機関の口座から即時に引き落とされ、数日後に加盟店の口座へ入金される仕組みです。

 

正式にはJ-Debitカードということになり、「J-Debit」は「JAPAN」の「J」と「借方」という意味の 「Debit」を組み合わせた造語ですが、ここではデビットカードで表記します。

 

デビットカードはよく、クレジットカードとよく似ていますが、その大きな違いは、クレジットカードが使用した金額を、翌月に一括で支払うのに対して、デビットカードは原則として即時引き落としとなります。

 

クレジットカードの場合は、「カード会社のお金を借りて」支払いをするということに対して、デビットカードは「自分の口座の中にある預金から」支払うという最大の相違点があります。

キャッシュカードは、知っての通りATM(現金自動預け払い機)から、預貯金の預け入れ、引出し、振込、振替、残高照会などをできるカードですが、1999年の1月に全く新しいサービスとして、今持っているキャッシュカードが日本デビットカード推進協議委員会に加盟していれば、そのカードはデビットカードとして使うことが可能になりました。

 

「J-Debit」のロゴマークのある加盟店であれば百貨店でも、書店でも、ガソリンスタンドでも、ホテルでも、スーパーマーケットでも現金の代わりに使用することができます。

 

使い方はいたって簡単で、代金を精算する際に「デビットカードで」と所持しているキャッシュカードを提示します。 すると、お店側は設置している端末にキャッシュカードを挿入。あとは、差し出されたキーパッドに普段使用している暗証番号4桁を打ち込むだけです。 数秒すれば使用した金額のレシートがでてきて、それと同時に自分の口座からその分の金額が引き落とされ、お店側の口座に入金される仕組みになっています。

 

クレジットカードのようにサインする手間もないし、おつりのやり取りもない現金での支払いよりもスムーズにすむことが多い便利なシステムです。

 

このカードシステムの便利なところは、これまで使っていたキャッシュカードをそのまま利用できるところで、新しくカードを作ることもないし、デビットカードとして使用するためのめんどうな手続きがないところです。 また、ATMで預金を払い戻しするときのような手数料も一切かからないので、夜間の使用でも損することなく自分のお金を使うことができるのです。

 

しかも、上限額が自分の銀行口座の残高なので、借金を背負うことになることがありません。これまで、現金とクレジットカードが中心だった決済方法に、第3の決済方法として新たな方法が生まれたのです。 財布の中身がからっぽの状態のときに、わざわざATMまで駆けつけなくてもキャッシュカードさえあれば買い物ができるようになったのです。